
札幌で開催された「第35回日本外来小児科学会年次集会」で、発表の機会をいただきました。
今回の講演テーマは、「医療現場におけるアクセシビリティとコミュニケーション」です。
医療には、優れた知識や技術があるだけでなく、それを必要とする人へ確実に届けることが求められます。
必要な情報にアクセスできること、自分の意思や気持ちを伝えられること、そして医療者とのコミュニケーションに参加できること。これらは、誰もが安心して医療を受けるための大切な土台です。
今回の学会テーマは、「こどもは未来である―小児科外来から笑顔を広げよう―」でした。
この言葉を目にしながら、未来をつくる子どもたちとご家族にとって、医療をより身近で、わかりやすく、参加しやすいものにするためには何が必要なのかを、改めて考えました。
会場では講演に加えて、東京慈恵会医科大学 先端医療情報技術研究部「アクセシビリティ・サポート・センター(ASC)」の取り組みについて、ポスター発表も行いました。
ポスターでは、iPhoneやiPadなどのデジタル機器を活用し、視覚、聴覚、発話、身体機能など、一人ひとりの状況に応じてコミュニケーションを支援する方法や、生成AI時代のアクセシビリティについて紹介しました。
講演とポスター発表という2つの形で、アクセシビリティの大切さをお伝えできたことを、大変うれしく思います。
このような貴重な機会をくださった会頭の伊藤先生、座長を務めてくださった宮田先生、そしてご協力くださった前原先生に、心より感謝申し上げます。また、会場で発表をお聞きくださった皆さまにも、深く御礼申し上げます。
アクセシビリティは、一部の人だけのための特別なものではありません。必要な人に必要な情報が届き、誰もが自分の思いを伝えられる医療を実現するための、重要な基盤です。
札幌でお伝えした思いを、これからの活動へつなげていきます。
小児科外来から、そして一つひとつの医療現場から、笑顔が広がる未来を目指して。
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