ニーズ・シーズマッチング交流会2022で講演しました

先月(大阪)、今月(東京)と開催された公益財団法人エクノエイド協会の「ニーズ・シーズマッチング交流会」で講演させていただきました。

このイベントは自立支援機器の開発を促進することを目的に、障害当事者をはじめ、ご家族や福祉・医療従事者などの「機器を使う側(ニーズ)」と、開発企業や大学、研究機関、産学官交流振興組織などの「機器を作る側(シーズ)」が交流することを目的としています。

そういったイベントですので、私の伝えられることが参加者の皆様にお役に立つと思い、けっこう力を入れて動画を作りました。皆様にもぜひご覧いただきたいと思います。

また、アクセシビリティの考え方は、障がいを抱えている方々以外にもぜひ浸透してほしいと思っています。というのは、みんなにとってメリットのある考え方だからです。

「アクセシビリティ」という考え方のない価値観だと、
人々の様々な障害は「不便であり不幸」です。

一見この2つの言葉は不可分で正しいかのように思えます。
しかし私自身も病気をして実感しましたが、そんなことは決してありません。

不便であることが解消できないと勝手に思い込み、
当事者も周囲の人も諦める、あるいは諦めさせることが不幸を生んでいるのです。

実際、目が見えなくてもそれほど不便を感じていない人もいれば、
目が見えていても不便を感じる人もいます。

障害者、健常者の関係なくすべての人が、
不便であることを不幸にせず、マネージメントする方法を考える。
これがアクセシビリティの基本なのです。

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